●ぼさぼさ頭のオオヨシキリ
 「ギョシギョシ」「あっオオヨシキリの声が聞こえますね。あっあそこにいましたよ!」向こうの木のてっぺんを見てみると、今度はぼさぼさ頭の小鳥が。
 オオヨシキリもすっごくかわいい鳥でしたです。
●カッコウの習性
 「カッコー・カッコー」カッコウの声がどこからか聞こえてきました。「カッコウのメスはある鳥の巣に卵を産むんですね。そしてカッコウの子供は一日早く卵からかえって他の鳥の卵を落としてしまうんですよ」。
カッコウの育児
 カッコウは単に子育てを面倒くさがったり、いやがっているように思えますが、そんな理由で他の鳥に自分の卵を預けることではらしいのです。
 こんなことをするのは親鳥が外気の温度に左右されやすく、自分の卵を上手く暖められないからだそうなんです。
 卵は自分で育てた方が無事に育つ確立が高いそうで、カッコウはしかたなく他の鳥に育児をまかせているということになりますね。
木のてっぺんに見つけた! オオヨシキリのメス
よーくみてると鳥の姿が見つかります
>>カッコウの声
 さて、この紫雲寺野鳥の森には傷病鳥獣(しょうびょうちょうじゅう)救護棟そして傷病鳥獣飼育舎があります。
 傷病鳥獣救護棟には普段は入ることはできませんが今回はすこしだけ様子を見せて貰いました。
 近隣から傷ついた鳥や動物たちがここに運ばれ、手当を受けそしてまた自然に帰してあげるのだそうです。
●猛禽類は豊かさの指標
 傷病鳥獣飼育舎には"猛禽類"もたくさんいました。ワシやタカ、フクロウの仲間などは、猛禽類と呼ばれ、他の鳥、小動物や魚などを食べています。つまり、猛禽類が生息しているということはそこに豊かな生態系があるということなのです。
 だから猛禽類が生息しているかどうかで、森の豊かさがわかるのだそうです。
救護棟にいるタヌキのこども みんなまだ赤ちゃんです
飼育舎の中のフクロウ ハヤブサ
最後に今日の探鳥会で聞けた鳥の声や姿を確認。その数17種類! 思ったより多くて驚きました。 

 今回はいろんな鳥達に会えて、とても楽しかったです。
 いつも聞いている鳥の声も、どんな鳥が鳴いているの分かると、いきいきと聞こえてくるから不思議です!
 みんなも近くで探鳥会なんかあったらぜひ参加してみてね。
鳥の名前をチェック中
インストラクター
熊倉了一さん
Linkの感想
探鳥会に参加してみたい人は…
今回おじゃました「紫雲寺さえずりの里」では定期的に探鳥会を開催しているそうです。
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新潟県愛鳥センター紫雲寺さえずりの里
(愛鳥センター)
 
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インパク会場