今回Linkの3人は
 春のきざしを探しに
   弥彦山を散策しました。
  森林インストラクターの藤石さんの案内で
  平野部ではあまり見られない植物や
  動物たちを探します!
 新潟平野の西端に位置し、日本海に面した緑の山、弥彦山にはシーズンということもあり登山者の方も多く、当日は晴天の登山日よりでした。
●スミレ・ツクシ
 登り始めてみると早速、青くかわいいスミレが沢山咲いています。
「スミレは、大工さんが使う“墨(スミ)入れ”という道具に花の形が似てるからこの名前が付いたんだよ。」と藤石さん。
 平野で見ることのできるもあります。スギナとツクシは実は同じ植物で、1本の根から生えていることも教えてもらいました。スギナは栄養を吸収して、ツクシは胞子を飛ばす。と、それぞれ役割があるのです。
森林インストラクター藤石さん
に案内してもらいます
さっそく若葉を観察
ツクシとスギナ似てると思ったら
 一面に「カタクリ」が咲いている地域に着きました。昔は、この花から片栗粉を採っていたそうです。
 カタクリは種が落ちてから花をつけるまで7・8年かかります。だから今咲いてる花は、私たちが小学生の頃に芽が出たんだね。最初の1年は松葉みたいな姿なんだそう。
●春の女神
 時折チョウが通り過ぎていきます。春の女神とも呼ばれる「ギフチョウ」です。アゲハチョウの仲間で弥彦山にはこのシーズン、カタクリの蜜を吸う姿が見られます。
 花にある様々な模様は「蜜があるよ」って、虫や蝶に受粉してもらうために、知らせるサインなんじゃないかと考えている人もいるそうですよ。
カタクリの花 1年目のカタクリ
「ギフチョウ」
アゲハチョウよりも小さめ
/「ホラ、この葉っぱのにおいかいでみて。」と藤石さんからもらった葉っぱはフレッシュな緑のいいい香り。
 この「オオバクロモジ」の木は、枝も香りがよいので高級爪楊枝の材料になっているそうです。メンバーはこれでちょっとリフレッシュ。
●カエルの手?
 藤石さんが指差す方向にはカエデがありました。「カエデという名前は、葉っぱがカエルの手に似てるから [かえるのて]→[かえるて]→[かえで]になったんだよ」。
 特にこのハウチワカエデは学名が[Acer japonicum Thunberg]といって「日本のカエデ」という意味のものだそうで、日本を代表するカエデの1種だそうです。
すごい!いい香りがします
春のカエデはこんな色です うちわみたいな葉っぱ
●草笛
 まだやわらかい新緑の木の葉をすこし取らせてもらって草笛を吹いてみました。なかでもちありは草笛が得意!藤石さんより上手に吹いていました。
上手に吹けるようになった?
草笛  
 ここで休憩がてらネイチャーゲームをしました。サウンドマップといって、5分間程目をつぶって耳を澄まします。そしてその間に聞こえてきた音をイラストマップのように描くゲームです。
 目で見ている分の神経を聴覚に回して集中!今まで気づかなかったものまで耳に入ってくるみたい。川のせせらぎや鳥の声、風の音なんかが聞こえました。
耳をすまして いろんな音が聞こえるよ
中央のマークが自分の位置
そこから聞こえた方向に描きます。
サウンドマップ
 聴診器で木の鼓動を聞いてみました。「大きな木の方が聞こえるよ。」と藤石さん。
 まいがチャレンジ。「わ〜、何か水が流れるような音がする。」ドクン、ドクンって人間の心臓みたいじゃないけれど、ちゃんと生きてるというのを再認識できました。
本当に聞こえました!
木の鼓動 
インパク会場