木でできたかわいい楽器“コカリナ”。コカリナの「コ」は、ハンガリー語で「木」の意味、つまりコカリナは木でできたオカリナってこと。

 この楽器が日本に紹介されたのは、長野オリンピックの時。地元出身のシンガーソングライター・黒坂黒太郎さんが、道路建設のため伐採された木を使いコカリナを製作、オリンピック会場で子供達と演奏したことによって、このかわいいハンガリーの民族楽器は、世界中に知られることとなりました。
木でできたちいさな楽器、コカリナ
これはソプラノタイプ
 ところでコカリナには6つの穴が開いていて、穴を押さえて音色を変えます。

 "ド"から"レ"の音が出せる「ソプラノコカリナ」、太く低い音を出す「アルトコカリナ」2つのコカリナが合体しより広い音域をカバーする「ツインコカリナ」などがあります。

 今回LINKのふたりは、もっとも一般的な「ソプラノコカリナ」に挑戦、地元新潟コカリナ合奏団の子供達とセッションをする予定。さてさて、上手に吹けるかしら?
コカリナ合奏団のコカリナ
 コカリナ合奏団の子供達が吹いているコカリナは、新潟県下田村の小学校が取り壊された際の、梁の木を利用して創られました。
 小学校で約100年間、大役を果たしたこの松の木は、子供達によって今、新たな命を吹き込まれています。
LINKに教えてくれる森田先生。基本の構えはこう
正面には4つの押さえる穴 裏側は2つの穴
両手の薬指できちんと固定して演奏
  インストラクターの森田先生に、コカリナの持ち方から教わっていきます。 薬指でしっかり固定してっと、そして吹いてみると...“ピヨロロロロ〜”なんか音程が安定しません。

 コカリナはリコーダーなどと違い閉管の楽器です。だから、少し強く吹き込んであげることで音程が安定するのだそうです。
●課題は2曲!
 きれいな音が出せるようになったふたり、今度は子供達とセッション予定の課題曲「おおスザンナ」そして「ふるさと」に挑戦です。最初はゆっくりそしてだんだん早く。うん、なかなかいい調子!
 先生からもOKが出て、いよいよ子供達と合奏です。
まず穴の押さえ方を教わって
います
音を出してみますが…
練習1時間で吹けるようになるのかな?
インパク会場