「森の恵み」の入手方法とエチケット・事例集

ボランティアしながら入手する方法

森林ボランティア活動に参加しながら、森林資源を入手するのも、趣味と社会活動を結びつけた新しい動きです。ここでは、森林資源のほとんどが手に入ります。
 
共有林で「入山紳士協定」、レクも含め年間楽しむ
〜木と遊ぶ研究所の場合〜
きっかけ
杉人工林の間伐作業のなかで、雑木の伐採もあり、いままでは林内放置をしていましたが、林業者の指導を得て、この木を「ホダギ」として使い、1年後を楽しみにシイタケづくりを楽しんでいる。また、ボランティアを通して、該当森林の日常的な利用や、地域の施設の無料使用など「紳士協定」を地域と結んで、交流も含め年間入山ができるようになってきている。


フィールド
ボランティア演習林、もしくは森林の手入れを委託された場所。手入れにあたっては、所有者と伐採木や森林内での植物等の利用が話し合われているので、ほとんど問題なくフィールドとして利用できる。ボランティア以外でも、ボランティア団体構成員の入山が、地域の人と同じレベルでできる。
協定
行政(新井市農林課)の仲介で、ボランティア団体である「木と遊ぶ研究所」と「新井市上小沢よし八池水利組合」(人工林の所有者・上小沢地区住民ほぼ全員が組合員)とが、森林ボランティア及びフィールド・関連施設の利用、地元との交流協定を結んで、楽しみながら活動を進めている。協定は大げさなものではなく、紳士協定。ボランティア団体構成員は自由に入山できる。
 
協定
協定の骨子は、
@ 共同での人工林の手入れ(ボランティア)の実施 高齢化が進み森林の手入れもままならない現状のなかで、ボランティアを中心に地元住民も参加する形で年間ボランティアを行う。
A ボランティア団体構成員の入山と、関連施設の利用 ボランティア構成員は、地元住民と同じように自由に入山できる。ただし、地元で生産活動として山林を使用しているものについては除く。隣接する水利関係管理棟(炊飯施設が揃って40人近く収容できる施設)も利用できる。
B 年間を通した都市と地域の交流をはかる。 ボランティアだけでなく、地元との交流を積極的に進めていく。 という内容で、13年度からスタートとし、10年協定とする。



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