主なつるの使い方


主なつるの分類・名前・使い方
分 類

名  前

使い方
アケビ科 アケビ ●ぬるま湯や、池に半月ほど浸けて、外皮をはぎ、白いつるとして使う事もある。また、面を挽いて使う事もある。
●樹にからまって育ったつるは、その曲がりの風情を生かしたい。
●地を這ったつるは、まっすぐなので形づけしやすい。
ミツバアケビ
ゴヨウアケビ
ムベ ●アケビ科の中では、木質がとてもやわらかく、太いつるも楽に使える。
マメ科 クズ ●1/2割りや皮をはいで編みや巻きに用いる。
フジ ●質感あるわりには、太くても一晩水に浸けるとやわらかくなる。中〜大きな籠作りに向く。
ヤマフジ
ナツフジ
ツヅラフジ科 オオツヅラフジ ●籠編みの他、オブジェ的な作風のものを手がけやすい。
●糸ツヅラと呼び、糸のように細いつるの種もある。
アオツヅラフジ
ヤナギ科 コリヤナギ ●1週間くらい湯に戻すと驚くほど柔らかくなる。
●生のうちに、または乾燥したものは湯に1週間浸けてバーナーにあてて骨組み加工。
●昔は、太いものは挽いて編むのが一般的。
シダレヤナギ
ブドウ科 ヤマブドウ ●独特のつるの面白さを生かす作品に向く。 木質化した太いつるは、粘りがあり、カンジキなどの骨組み材に利用。
●枝振りの面白さを生かしてリースや人形の椅子など。
ノブドウ
エビヅル
ツタ
ウコギ科 キヅタ ●育つ場所によって異なるので、つるに触れてしなやかさを確かめてから採取し、すぐに作業する。乾燥するとやせ方が著しい。
マタタビ科 マタタビ ●丸のままでは編みに不可。
●若いつるは割って平材として使う。木質化したものは弾力、強度ともに強く、骨組み材に。
サルナシ
ニシキギ科 ツルウメモドキ ●つるつるの肌を生かした実用品に。骨組み材としても品格ある美しい肌が生きる。葉と実を楽しむリースに。
モクレン科 サネカズラ ●細枝をまとめて、アミ材に。
●リースとして楽しむ。
アカネ科 ヘクソカズラ ●細枝をまとめて、アミ材に。
キョウチクトウ科 テイカカズラ ●5〜6本まとめて、アミ材に。
スイカズラ科 スイカズラ ●表皮をはいで使うと美しい。
ユリ科 サルトリイバラ ●細かな作業には無理。葉と熟した実をつけたままのリースが可愛い。
カニクサ科 カニクサ ●何本かまとめて、アミ材に。