ワンダーキャラバン9回目は「スペシャル編」ということで、一般のみなさんにもご参加いただいての開催となりました。
 ホームページで募集し、ご参加いただいた5家族のみなさまと、インストラクター3名、そしてLINKの3名、総勢24名が、ブナの原生林が残る朝日村「猿田川野営場」へ集合しました。
◆猿田川野営場と
     朝日スーパーライン

 今回訪れた猿田川野営場までの道のりである朝日スーパーラインは、新潟・山形両県の朝日村を結ぶ全長52.1km、ブナの原生林を貫く沿線です。 一帯には樹齢400年といわれるブナの原生林が広がり、全国水源の森100選地、新潟景勝100選地にもなっています。
小林インストラクターと
脇川、涌井一家&まい
深井インストラクターと
本間一家&ゆきじ
藤石インストラクターと
榎本、太田一家&ちあり
 最初に素晴らしいブナの森を、<いいにおい><木のみ><やわらかいもの>などを探す"フィールドビンゴ"ゲームをおこないながらインストラクターとともに散策しました。
●名札を作ろう!
 さて、出発の前にまずは木の葉を使っての名札作り。"ヒメアオキ"の木の葉に"クロモジ"の枝で自分の名前を書きます。
 「"くろもじ"という木はようかんのナイフなどにも使われるんですよ。」なんて話を聞いているうちにあら不思議、葉っぱに書いた文字がくっきりと黒く浮かび上がってきました。
 名札を付けたらさあ出発です。
◆フィールドビンゴとは 
カードのマス目のなかに書かれたチェック項目を探しながら、自然観察のできるビンゴゲームです。
もらったのは葉っぱ 葉に小枝で名前を書いています
クロモジの枝はいい香り!
 「それでは行きますか!」と森のなかへ入ってびっくり!当日は半袖でもいいくらいの陽気だったにもかかわらず、森のなかはひんやり、これは森の木々が森を冷やしているからなのだそうです。
 どんな風に冷やしているかというと、
1)木の葉で日光をさえぎることで日陰を作っている。
2)木の葉が根っこから吸い上げた水を蒸発させることによって、気化熱で森の空気を冷やしている
のだそうです。
 写真のような細めのブナの木でクーラー10〜20台分、大きな木になるとなんとクーラー4〜50台分の冷却効果があるそうです。
この木はクーラー20台分?
 「みなさん、キノコって何を食べているか知っていますか?」とキノコを見つけたインストラクターの質問に「う〜ん」と考え込む一同。
 「実はきのこはみなさんの足下にあるような枯れ葉や枯れ枝を分解し、養分にしているんですね。言い方をかえれば、枯れ葉や枯れ枝を土に返してあげる役割を果たしているのがキノコなんです。そしてその土を養分にまた新しい植物が育つ、キノコは森にとって、なくてはならない存在なんですよ。」なるほど、キノコは森の掃除屋さんだったんですね。
最初は白いキノコ いっぱいみつけた!
フィールドビンゴ1つクリア!