黒炭づくり

使用する森林資源 間伐材、薪、杉の葉 所要時間 24時間
その他の道具・材料
ノコギリ シャベル バケツ 竹筒 ブロック(大きさに応じた個数)
レンガ うちわ 新聞紙 ダンボール 粘土
鉄板

作り方

(1)窯の仕組みと組立て
絵のようにブロックで組み立てます。
竹筒からしっかり空気が抜けるように気をつけて組みます。

(2)原木を入れる
 原木を40cmぐらいの長さにそろえます。

 窯の中にきちんとタテに並べて入れていきます。  
 たき口と原木との間に薪を敷きつめて、たき口付近には乾燥した杉の葉を大量にしきつめます。  
 鉄板のふたを窯にかぶせます。  
 鉄板が完全に見えなくなるまで土を覆いかぶせて、踏み固めます。

(3)窯への火入れ
 竹筒の口がしっかり開いているか確かめます。
 たき口の杉の葉に火をつけ、燃え上がるのを待ちます。できるだけ窯の中で火をおこすようにします。
 炎が上がったら、たき口から中へ火を送り入れるために、うちわや板を使って風を送りいれます。風が送られると竹筒から煙が上がり始めます。

※火が安定した時は、煙が勢いよく立ち昇り続けます。

(4)たき口をしぼる
 たき口はレンガやブロックでしぼります。  
 ブロック以外のたき口全体を粘土でおおいます。

(5)空気穴の大きさをせまくする(着火してから3時間半後)
煙がしっかり立昇っているのを確認したら、たき口の空気穴を指が4本横に入るぐらいまでせまくします。レンガ等を使って調節します。

(6)交代で火の点検をする(着火から10時間まつ) 
※着火した火が消えていないか、煙のたちが安定しているか確認する。(定期的に3〜4時間おき)

(7)火止め
 空気穴をすべて粘土でふさぎ、煙突にふたをします。 

(8)冷却(最低でも3〜4時間の冷却が必要) 

※完全に炭にするための時間



(9)取り出し
 窯の上の土をすべて取り除き、ふたを開けます。
 中の炭は崩れないようにそっと取り出します。

   
注意事項
●原木は手首大の太さのものを使うのがよい。(太いものは、割ってから使う)
●木炭制作には24時間(活動時間は6時間)を要するため、火の管理、送る空気の調節が非常に難しい。